1955-07-29 第22回国会 参議院 社会労働委員会 第35号
その場合に、もしもあなた方が、ここでこれは暗示的治療法であるからといって処方せんを渡さないということになりましたらば、それは私はははあそれでは僕はこれは乳糖ばっかりだな、これは睡眠剤が入っていないかもしれんぞと、こういうようなむしろ逆にいろいろなことを考えないでもないと存じます。
その場合に、もしもあなた方が、ここでこれは暗示的治療法であるからといって処方せんを渡さないということになりましたらば、それは私はははあそれでは僕はこれは乳糖ばっかりだな、これは睡眠剤が入っていないかもしれんぞと、こういうようなむしろ逆にいろいろなことを考えないでもないと存じます。
あなた方のおっしゃる暗示的治療法については、西洋医学を日本で勉強して西洋流の医術をおやりになっている日本の開業医諸君が、暗示的効果を期待する場合には、そのために処方せんをやらない方がいい。
けれども暗示的治療法はやると、こうおっしゃるわけでしょう、その暗示的治療法、その暗示的治療法をやるのだから薬の本体、たとえば不眠症に対して睡眠剤が入っていると、こういうことを知らさないで、そうして乳糖なら乳糖で睡眠剤であるかのごとく思わせて、そうして治療をしていく、それでだんだん睡眠剤なら睡眠剤の量を減らしていこう、こういうのが暗示療法の効果である、それはそれでけっこうである。